
💧 甕を洗えば雨が降る…だと!?
この神社には、昔から「干ばつになると、神社にある古い甕(かめ)を洗うと雨が降る」という伝承が残っています。



そのやり方もけっこう本格的で、
甕は上・中・下と三か所に置かれた「盥(たらい)」で順番に洗うんですって。
しかも驚きなのが、それぞれの水が全部別々の井戸からくみ上げられていたということ!
「命の水」を無駄にしないという、村人たちの信仰心と工夫がすごいですよね…!
🧎♂️ 命がけの祈り、そこにあった暮らし
この雨乞い、昔は命がけの儀式だったそうです。
今のように簡単に水が手に入る時代じゃなかったから、水が尽きる=作物が枯れる=命に関わる…という切実な状況。
甕を洗って祈るという行為に、村人たちの本気度がにじみ出ています。
こういう話を聞くと、「水って大切なんだなあ」と改めて実感しますよね。
🏞 静かな場所で、ちょっと昔にタイムスリップ
今の由良清水神社は、観光地というよりは「地元の人に守られてきた静かな場所」です。
だけど、そこに立ってみると、昔の人の息づかいが聞こえてきそうな雰囲気が漂っています。
雨を呼んだあの甕は、今でも大切に保管されているとのこと。
「知られざる歴史」が、今もここに静かに残っているんです。
📍由良清水神社 アクセス情報
- 所在地:香川県高松市由良町
- 駐車場:なし(近くの路肩に一時停車可、住民に配慮を)
- 見学自由(社殿周囲は整備されていますが、石段に注意)