
ここは昔話の世界?荘内半島「箱」
香川県三豊市、瀬戸内海にぐいっと突き出した荘内半島。
その北部の「箱(はこ)」という場所、実はすごいんです。

この半島、地名を見渡すと「箱」「釣」など、まるで昔話から飛び出したような名前ばかり。
そう、このあたり一帯は昔「浦島」と呼ばれ、浦島太郎伝説の舞台とされてきたんです。墓まで残ってるほど!
もう土地そのものが物語。歩いてるだけで、かもねもワクワクが止まりません。
絶景がヤバい!箱の三崎
そして一番の注目スポットが「箱の三崎」。
ここは海と空がぐるりと広がり、岬の先端から見えるパノラマがとにかく絶景!
時間がスローモーションみたいにゆっくり流れる、不思議な感覚になるんです。



先端には「三崎灯台」があって、歩いてしか行けないのもロマンたっぷり。
一方で「箱崎公園」からは車で気軽に絶景を楽しめます。
映え写真狙いの旅にもピッタリですよ📸✨
金閣寺を作った将軍も感動していた!
「浦島太郎は伝説だけど、本当に歴史上の人がここに来たの?」
はい、来てます!しかも超有名人。
それが 室町幕府三代将軍・足利義満。
名前だけだとピンとこない人もいるかもですが――
あの「金閣寺」を建てた将軍!
さらに言えば、一休さんアニメにも出てくるあの将軍です。

義満は厳島神社に向かう途中、この「箱の三崎」に立ち寄り、こんな和歌を詠んでいます。
へだてゆく 八重の汐路の浦島や 箱の三崎の名こそしるけれ
あまり古文に強くないかもねの(適当な)訳だと
「隔てられて、たくさんの潮の道がある浦島さ。箱の三崎の名前も知られているね」
この一首のおかげで、600年前すでに「ここが浦島と呼ばれ、箱の三崎が有名だった」ことが分かるんです。
偉い学者の先生によるとこの岬あたりから海流が複雑に分かれていて、この岬は船の大切な停泊地だったとか。
だから箱の三崎として有名だったんでしょうね

アクセス方法
・JR観音寺駅や詫間駅から車で約40分
・高松市内から車で約1時間半
・公共交通は少ないので、車・レンタカー利用がおすすめ
おすすめの時間帯
ズバリ 夕暮れ時!
瀬戸内海に沈む夕日と、穏やかな波に照らされる岬の姿は格別。
インスタ映え確実の絶景です。
伝説×絶景×史実の三拍子!
荘内半島「箱の三崎」は、
- 浦島伝説が息づくロマンの里
- 将軍も魅了された歴史の舞台
- そして息をのむ瀬戸内の絶景
この三拍子がそろった場所なんです。
歴史が苦手でも「絶景スポット」として楽しめるし、昔話好きは浦島ワールドに浸れるし、歴史好きなら「将軍もここに来たんだ!」とニヤけられる。
誰が来ても、心に何か残る半島なんです。